対談・インタビュー
Legal Professionals
臨床法学教育特集
分配可能額計算システム



(11) 渋谷パブリック法律事務所


はじめに

<目次>
1.設置の経緯
2.リーガルクリニックの手法
3.リーガルクリニックで学生が学ぶこと
4.公設事務所としての経営
5.公設事務所としての渋谷パブリック法律事務所
6.法科大学院制度
7.渋谷パブリック事務所の弁護士
 (1)志澤徹弁護士――無罪判決を勝ち取って
 (2)若松光晴弁護士――他職経験としての弁護士
 (3)今泉亜希子弁護士――豊富なクリニック経験
 (4)河合繁昭弁護士――弁護士業務と英語
 (5)飯田康仁弁護士――弁護士事務所における上下関係
 (6)渡辺千恵弁護士――弁護士の責任の重さ
 (7)久木聡子弁護士――新人弁護士の苦労
8.ワークライフバランス
9.最後に一言

 渋谷パブリック法律事務所は、東京弁護士会が3番目に設置した都市型公設事務所として國學院大學キャンパス内に、2004年7月1日に設立された事務所である。この公設事務所は、日弁連や各弁護士会による法科大学院制度支援のための新たな取り組みのひとつでもあり、臨床法学教育の実践の場としての役割を担うと共に、法科大学院に安定的に実務家教員を提供している。
 現在、渋谷パブリック法律事務所で、リーガルクリニックを受講しているのは、4つの法科大学院(國學院大學、明治学院大学、獨協大学、東海大学)の学生で、その数は30人以上にのぼる。また、司法修習生の弁護実務修習を4年間で9名を受け入れ、法テラス事務所へ派遣する弁護士を毎年1名養成するなど、法曹養成全般に力を入れている。
 また、2008年、所属弁護士であった大沼和子弁護士が裁判官に任官し、同年に若松光春裁判官が渋谷パブリック事務所に着任しており、弁護士任官推進、判事補・検事の他職経験受け入れの機能も果たしている。
 今回は、2004年から2009年3月まで早稲田大学大学院法務研究科で教鞭をとり、現在は、國學院大学法科大学院教授・渋谷パブリック法律事務所所属弁護士として活躍中の四宮啓弁護士のご紹介により、渋谷パブリック法律事務所の先生方に、公設事務所や、リーガルクリニック、法科大学院制度などについて、インタビューさせていただいた。
文責:加藤和子



次のページへ >